ショウペンハウエル

読書について 他二篇 (岩波文庫)

読書について 他二篇 (岩波文庫)

引用

 もともとただいだく基本的思想にのみ真理と生命が宿る。我々が真の意味で充分に理解するのも自分の思想だけだからである。書物から読みとった他人の思想は、他人の食べ残し、他人の脱ぎ捨てた古着にすぎない。

ニーチェもこういう風なことを書いてたような。

もともといだく思想ということは、もともと生まれもった才能とか気質なんだろうね。なんか努力して多読しても無駄のような気がしないでもないな。まぁ、本で読んだ思想をそのまま真実だとおもうのもどうかと思うし、読んで違うなって思ったり共感できなかったりするというのは、自分のもともとの考えとあわないってことなんだろうね。