何か頑張らないと世の中から取り残されるような気がしていました。資格を取ったり本をたくさん読んだり。一日でも無駄にしてはいけないと考えていたのでなんか疲れてしまいました。

北野武監督の映画の記者会見でたけしさんが”最近は何かできないと駄目みたいな時代の流れになっていて、何も特別なことができなくてただ平凡につつましく生きるのが駄目のような時代だ。でも、自分は身分相応という言葉が好きだ。”というようなことを言っていました。

平凡な人生じゃないたけしさんが言うからかっこいいのかもしれないけれど、なんかわたしにはその言葉が目から鱗でした。よくわからないけど、毎日時間がなく焦っていてこのまま毎日が過ぎて死ぬわけにはいかないと思っていたのが楽になりました。私はどちらかというと一般的にみて、かなりの心配性だと思うのでいまのままでは駄目だもっといろんなことができなければ、自分の武器になるように身につけなければと考えてしまいます。そんなわたしにとっては、こころがすっとする言葉でした。

そうは言っても心配性は気質なので治ることはないですが、上手に付き合っていこうと思います。