東洋的な見方
- 作者: 鈴木大拙,上田閑照
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1997/04/16
- メディア: 文庫
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引用
東洋的心理は何事も内に向けようとする。東洋人は大体にイントロヴォルト(内向的人間)だ。西洋人はエキストロヴォルト(外向的人間)だ。どれで彼らの好奇心・研究心は外へ外へと向かってゆく。ひろがってゆく。内側のほうは、お構いなしというくらい閑却している。外は広い、内は深い。・・・
西洋人は人間を自然性化する。東洋人は自然を人間性化する。それで東洋では自然にも情性があるようになる。自然に融化するということは、自然も人間性を帯びてくるという義をもつ。これに反して西洋では人間を自然の一物体と見て、人間を非人間化する傾向をもっている。
なんとなくだど、わかる気がする。深いんだよね。で、恥ずかしいんだよね。