座右の諭吉 才能より決断

 福沢諭吉の考えを現代人とからめて書いてあるわかりやすい一冊。

他人の熱に依らぬ

他人に相談事や悩み事をしない

 仕事においても人間関係においても独立自尊の精神に徹していた福沢は、主体性を重要視し

ていた。人の助言も忠告も要らない。自分からも無理にはしない。「血に交わりて赤くならず」

の言葉にも通じる信念だ。・・・・

 福沢に言わせれば、独立の気力のないものは必ず人を頼り、人に媚びへつらう。そうした依存心

を嫌い、自分から率先して事を成すことを尊んだ。

 ところが現代は、自分の熱ではなく、他人の熱に依っている人間が実に多い。・・・・・・・・

 確かに、自分一人で何かを始めるのはつらい。それゆえ、自分から働くことが普通の人はなかなか

できない。また、人を焚きつける空気を持ち込む人がいても、最初は抵抗感がある。

 しかし、まどろんでいる状態が幸せか、覚醒している状態が幸せかと言えば、覚醒して何かに燃え

ている状態のほうが断然おもしろい。・・・

 やろうと思ったことはすぐ行動に移す。その積極的な決断が、福沢を常に勝ち組にいさせたのだ。


座右の諭吉 才能より決断 (光文社新書) 斉藤孝 光文社新書 引用





座右の諭吉 才能より決断 (光文社新書) 



 情熱がないと、何事もうまくいかないんだなぁ・・納得。自分は他人に頼ってるなぁ・・反省。

斉藤孝氏の本はわかりやすいので、好きです。