レオナルド・ダ・ヴィンチの手記(上)
何度も開きたくなる本と新書みたいに一度読んだらもう終わりの本がある。
これは、前者で何度も気が向いたら読み返してみるよ。
失われうるものを富と呼んではならない。徳こそ本当のわれわれの財産
で、それを所有する人の本当の褒美なのである。徳は失われない、まず
生命がわれわれをはなれぬかぎり、われわれを見捨てない。財貨や外面
的な富はいつもこれをびくびくしながら保っているが、一旦所有財産を
うしなうと、しばしばその所有者を侮辱のうちに見捨て嘲弄の的にする。
レオナルド・ダ・ヴィンチの手記 上 (岩波文庫 青 550-1)
- 作者: レオナルドダ・ヴィンチ,杉浦明平
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1954/12/05
- メディア: 文庫
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徳ってなんとなく漠然と自分のなかでイメージはあるけど、徳とはって考えるとうまく答えられない。
調べてみてもいろんな意味があるね。google:徳とは
私のイメージは知恵だったけど正義とか勇気とか節制とか忍耐とかそういうのも含んでいるらしい。